主がともにいてくださる K.A様

去る7月9日父は天に召されました
肺炎のため入院した病室で90才の誕生日を迎えたばかりでした。今頃は7年前に召された母と天国で再会し、イエス様の御許にいることを思い感謝です。父を教会に導いたのは母でした。仏教の島で生まれ育った母でしたが、亡くなる前、父に「葬儀は教会でしてほしい」と言い残していたのです。牧師先生に信仰告白をしていたことから私の教会で送ることができました。その後父は牧師先生や教会の兄弟姉妹との交わりを楽しみに教会に通うようになりましたが、信仰に対しては、「私には必要ない」と頑なでした。一年ほど前から認知症状も見られるようになり、私は内心父が救われるのは無理だと思っていました。ところがある日、牧師先生のすすめを素直に受け入れ、洗礼を受けたのです。神様は時を備えてくださったのでした。

父はもともと口数が少なく家では亭主関白。孫には優しく、甘い「じいちゃん」でしたが、娘の私には小さい頃遊んでもらった記憶はありません。20年前に我が家で二世帯同居が始まってからも父の口から「ありがとう」も「ごめん」もほとんど聞いたことはありませんでしたので、正直悲しく思ったり、腹を立てたりしたこともあります。そんな父が病床で「ありがとう、ありがとう」と面会のたびに言い、主が共にいてくださることを感じ心から感謝しました。

父の召天式には3人の娘家族、孫、ひ孫も集まり、花に囲まれた父に皆で「おやすみなさい」とお別れしました。教会でお別れを初めて経験する人がほとんどでしたので御言葉の種まきの時ともなったことも感謝でした。

『主イエスを信じればあなたも、あなたの家族も救われる』の御言葉を堅く握って、家族、そして神の家族である教会の兄弟姉妹のご家族の救いを祈ります。